エントレ

普段はエンジニアとして働くNSCA-CPT持ちのパーソナルトレーナーが身体づくりと栄養について解説します。

NSCA認定トレーナーがNSCA-CPTの取得難易度や勉強方法を解説

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このページでは兼業トレーナーである私も取得して活用しているNSCA-CPTというパーソナルトレーナーの認定資格について紹介・解説します。

数あるパーソナルトレーナーの認定資格の中からNSCA®に興味がある方のために受験資格や難易度など、これからNSCA-CPT取得を目指す人のために解説します。

そもそもNSCAってどんな団体?という方にはこちらにまとめているので目を通してみてください。

"NSCA®"とは?

受験に必要なもの

NSCA-CPTを受験するため事前に満たしておく条件や費用などを把握しておきましょう。

受験資格

NSCA-CPTでは受験資格として以下の3つの条件を全て満たしていることを求めています。

  1. 出願時に、満18歳以上で、高等学校卒業以上の者または高等学校卒業程度認定試験(旧大学入学資格検定)合格者。出願時に、高等学校の卒業証明書、または学校教育法が定める4年制大学、短期大学もしくは専修学校の卒業証明書もしくは在学証明書、または高等学校卒業程度認定試験もしくは大学入学資格検定の合格証明書、または学位取得を証明する書類(学位授与証明書、修了証明書など)が必要。
  2. 出願時および受験時に、NSCAジャパンの会員(正会員、学生会員、英文会員)であること。
  3. 出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していること。出願時に有効なCPRおよびAEDの認定を保持していない場合は、受験日の1年後までに、有効なCPRおよびAEDの認定証のコピーを提出すること。

簡単にいうと高卒以上の学歴(1番)、NSCAジャパンの会員(2番)、CPR/AEDの認定(3番)の3つが揃っていないといけませんよ、という意味です。

学歴(1番)

学歴については中卒の方の場合は高等学校卒業程度認定試験(いわゆる大検)に合格する必要がありますが、それ以外の方はクリアしていると思います。

NSCAジャパン会員(2番)

NSCAジャパンのWebページから申し込みが可能です。

会員になると年間10冊機関誌の購読ができます。

正会員になるには年会費¥12,960が必要ですが、学生の方の場合は¥10,800で会員になることが可能です。

CPR/AED認定(3番)

CPR/AED認定についてはNSCA外部の講習を自分で受ける必要があります。

CPRとは"Cardio Pulmonary Resuscitation"の略で、心肺蘇生法という意味です。

AEDは"Automated External Defibrillator"の略で、自動体外式除細動器という意味です。

AEDは最近は知名度や設置率も上がってきたのでご存知の方も多いと思いますが電気ショックで心停止を回復させる装置です。

CPR/AED認定とは誰かが倒れてしまった時などの一次救命処置を的確に行うための講習を受けることです。

講習には様々な団体が開催しているので日程や会場から受講しやすい講習を選んでください。

ただし、NSCAジャパンでは講習に実技・実技評価が含まれていることが条件となっているのでご注意ください。

また、費用も講習によって違ってくるのでよくご確認ください、大抵は¥2,000程度です。

 

資格取得までに必要な費用

NSCA-CPTを取得するまでにどの程度費用がかかるのかまとめました。

 

NSCA-CPT認定試験受験料:¥45,200

NSCAジャパン会員年会費:¥12,960(学生会員は¥10,800)

CPR-AED講習受講費:¥2,000程度

受験用教材・対策講座費用:¥10,000~¥30,000程度

 

これに試験会場や対策講座会場への移動費など雑費が乗ってきます。

教材や対策講座にかける費用次第ですが、最低7万円程度かかると思っておいたほうが良さそうです。

教材については中古品も流れているのでそれを活用したり、講座についてはNSCAジャパン会員だと割引もありますので予め会員になっておくなどして費用を抑えることができます。

民間の認定資格ですが内容が本格的なだけに費用は中々かかります。

費用の支払いについてはクレジットカード、コンビニ払いの他、ペイジーも利用可能です。

 

認定試験受験にあたり必要な条件や費用などは以上です。

 

認定試験について

ここからは認定試験について具体的な内容や私が行った試験対策などを参考までにまとめていきます。

認定試験の概要

NSCA-CPTの認定試験は3つの選択肢から正解を1つ選ぶマークシート方式です。

NSCA-CPTの認定試験に実技試験はありません。

試験問題数は140問、それに加えて採点に影響しないノンスコアード問題15問の計155問で構成されています。

分野と問題の配分は以下のようになっています。

  • クライアントに対する面談と評価 35問
  • プログラムプランニング 43問
  • エクササイズテクニック 43問
  • 安全性、緊急時の手順、および法的諸問題 19問
  • ノンスコアード問題 15問

合格点

合格点はScaled Scoreと呼ばれる相対的スコアで「70以上」とされています。

Scaled Scoreは試験内容ごとに統計的に算出されるもので1問何点といった配分ではないためどの分野を重視すればよいか、などの情報が与えられていません。試験内容によっては分野に偏りがある場合も予想されるので、得意・不得意の分野をつくらず満遍なく学んでおく必要があります。

認定試験の受験方法

NSCAではコンピューターベース試験といってコンピュータ上の画面で試験を進める方式を採用しています(2016年4月~)

受験できる会場は日本各地にあるため受験日・会場を自分の都合に合わせて選ぶことが可能です。

出願

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願書受取

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試験予約

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受験

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試験結果はその場でわかります。

認定試験に合格し受験資格を満たしていれば後日NSCAジャパンから認定資格証が送付されてNSCA-CPTとして認定されます。

受験時にNSCAジャパンの会員でなかったり、CPR/AED認定が完了していない場合はそれらが揃ってから認定資格証が発行されます。

 

更新手続き

NSCAの認定資格は一度認定されても資格を維持するために更新手続きが必要です。

NSCAでは、アメリカのNSCA本部が指定したNSCA資格更新手続き期間の間に継続教育活動単位(CEU)と呼ばれるポイントを取得する必要があります。

NSCA資格更新手続き期間

現在アメリカのNSCA本部が指定している資格更新手続き期間は2018年1月1日~2020年12月31日の3年間です。

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3年間の間に指定されたCEUを取得する必要がありますが、資格を取得した時期によって必要なCEUのポイント数が違います。

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この解説を作成している2018年に資格を認定されると次の2020年末までに必要なCEUは4.0ポイントです。

期間最終年の2020年7月以降に資格認定された場合は今回の更新手続き期間はCEUの取得は不要です。

次の資格更新手続き期間は2021年から3年間で予定されていますが必要CEUなどは変更になる場合もあるので注意が必要です。

CEU(継続教育活動単位)

資格更新手続きを行うのにこのCEUを取得する必要があります。

CEUはNSCAが設定する様々な活動で取得することができます。

例えばNSCAが主催するセミナーに参加したり、ストレングス&コンディショニングに関するクイズに一定数以上正解する、などです。

CEUの取得を目指す際注意したいのはCEUが取得できる活動はカテゴリー分けされていてカテゴリーごとに取得できるCEUの上限が設定されていることです。

上限値は必要CEU数によって異なります。

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同じカテゴリーの活動ばかり行っていたために取得CEUが不足してしまうことのないように注意したいところです。

カテゴリーはA・B・C・Dの4つに分かれていて

  • カテゴリーA:セミナーなど教育イベントへの参加など
  • カテゴリーB:CEUクイズやイベントへのスタッフとしての参加など
  • カテゴリーC:NSCAジャパンが指定する研修活動
  • カテゴリーD:自己学習内容のレポート提出など

 

必要なCEUの取得ができたらNSCAのWebサイトでマイページから更新手続きを行います。

ちなみに更新手続きを行う際にCPR/AED認定が切れていたりその年の認定を取得し忘れていたりすると更新が認められないので更新申請時には注意してください。

 

ここまでの解説でNSCA-CPTの認定試験~資格更新に関する理解が深まったと思います。

次の項目ではいよいよ私が認定試験に合格した勉強方法や認定試験の難易度について解説します。 

NSCA-CPT認定試験合格のための勉強方法

私がNSCA-CPTの認定試験に合格した際の勉強方法をご紹介する前に私の知識のバックボーンがどのようなものなのかご説明いたします。

兼業トレーナーぱらとのバックボーン

情報は全てNSCA-CPT取得時のものです。

学歴:4年制大学在学(工学系)

専攻:化学系

レーニング歴:4年(高校生の頃から)

トレーナーによる指導歴:なし(独学)

レーニング自体は元々高校の部活でバスケをしていたときに始めたのがきっかけです。

公立の高校でしたがウェイト器具が充実していたこともあり、独学で色々試行錯誤しながらトレーニングをしていました。

ですので、大学でスポーツ系の専攻だったりトレーナーの指導を受けて知識があったわけではない、というのが私のバックボーンになります。

 

勉強方法

私がNSCA-CPTの資格認定試験に合格したときの勉強方法についてですが、使用した教材はNSCAジャパンが取り扱っている公式教材(NSCAパーソナルトレーナーのための基礎知識)のみです。

勉強期間は約4か月、週に3-4日、1回3-4時間という勉強サイクルでした。

勉強を始めて最初の3か月近くはインプットに当てて、教材を分野ごとに区切って自分なりにまとめ上げるという作業をしていました。

分野ごとに1冊まとめあげたらまとめた内容を自分で読み返して分かりづらい部分や解説が不足していると感じた部分を手直しするという作業を繰り返しました。

最後の1ヶ月弱はアウトプットの期間に当てて、友人やトレーニング仲間に身体に関する悩みを聞いて自分なりにアドバイスを行い、その内容をインプット期間にまとめた内容と照らし合わせて自分の知識が間違いないことを確認するという作業を繰り返しました。

そのため、資格認定試験に向けて問題形式の勉強をしたり、といったことは行いませんでした。

 

なぜ、問題形式の練習を行わずインプットとアウトプットの作業に終始したかというと、

試験問題がマークシート方式ということで自分の知識はこれだ!と確信を持って言えるようにしておくことが重要ではないかと考えてこの勉強方法を選択しました。

結果的にはこの勉強法は資格の内容とよく合っていたようで解答の際、"自分の知識ではこうだからコレ"と迷いなく解答することができました。

結果的に試験は1発で合格、手応え的には9割近く正解だったともいます。

 

試験難易度

個人的な感覚ですが、認定試験の難易度自体はそこまで高くないと思います。

レーニング経験はありましたがスポーツや栄養の専攻ではない大学生の自分でも4ヶ月弱の勉強で取得できる難易度です。

出題される問題は公式の教材から出題されるものが多かったです。

教材に載っていない内容もありましたが、トレーニングについて調べていると耳にしたことのある内容だったりしたので全くわからないといったことはありませんでした。

 

試験形式が全問マークシート形式なので記述式のように解答の仕方で減点といったこともないので迷ったときは勇気を持って解答を選択すればOKです。

恐らくスポーツ専攻の方なら2ヶ月程度(あるいはそれ以下)の期間で合格まで持っていけると思います。

 

資格認定後のトレーナーとしての活動

NSCA-CPTの資格を認定されるとフィットネスジムでのパーソナルトレーナー契約などで必須とされていたり、有利に働くことが多いです。

そのため、NSCAの資格を軸にトレーナーとしての活動を進める人は非常に多くなっています。

 

ちなみに私はプロフィールでも書きましたが、認定されてからしばらくはトレーナーとしての活動は行っていませんでした。

元々トレーナーとして活動するために認定資格を取得したわけではなく自分の知識量アップのために取得したためだったのと、就職については専攻の化学系で進めようと思ったいたのが大きな要因です。

 

結局サラリーマンとしての働き方に疑問を覚えたのと友人の一言をきっかけに兼業トレーナーとしての活動を開始しました。

 

まとめ

NSCA-CPTの認定資格について取得のために必要な情報をまとめました。

費用や勉強方法については私の実体験なども参考にいれていますので少しイメージしやすかったのではないかと思います。

 

これからNSCA-CPT取得を目指す人で本記事を読んでいただいた方は是非NSCA-CPT取得に向けて頑張ってください。

また本ブログ"エントレ"ではNSCAの資格取得に興味がある方のお問い合わせなどにも対応しています。

ページ上部かプロフィールからお問い合わせフォームに飛んでいただきご連絡頂ければと思います。

Twitter上でもご相談可能です。

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