皆さん家トレしてますか?
週に何回もトレーニングする人で毎回ジムにいける環境を整えてる人はあまり多くはないかと思います。
また、毎日ジムにいける環境ではあるけどモチベーションの問題でジムに足が向かないといおう方もいると思います。
そういったときに活用したいのが自宅でのトレーニングです。
自宅でのトレーニングは人の目を気にせず自分のペースで出来るというジムとは違うメリットがあります。
しかし、家トレをする場合、単純にジムと同じ器具を揃えるのはスペース的にも経済的にも負担になります。
できれば家トレならではのポイントをおさえた器具選びをしたいところです。
そこで今回は家トレで揃えておきたい器具上級者編ということで解説したいと思います。
ここでいう上級者というのはトレーニング経験のことではなく家トレに慣れいて本格的なトレーニングも自宅で完結させたい方を指しています。
ほぼジムと同等のトレーニングができるようになる器具たちを紹介しますがそのためには中級者向けの家トレ器具を揃えておいた方がベターなので参考にしてみてください。
【この記事で得られる情報】
・ 家トレをジム並みに充実させたい方向けのオススメのトレーニング器具について
・それぞれのトレーニング器具をオススメする理由について
家トレ上級者向けの器具とは?
初級編で紹介した器具は自重トレーニングや普段の生活ではあまり使わない筋肉に刺激を与えやすくするためのトレーニング器具を紹介しました。
中級編では全身の筋トレをある程度高い負荷で行いやすくする器具や体幹周りを鍛えるのに便利な器具を紹介しました。
中級編までに紹介した器具を揃えることで全身ほとんどの筋肉を鍛えられます。
全ての器具を揃えたとしても収納するのに大きなスペースも必要ありません。
上級者向けはもはやホームジム作り
しかし、トレーニング経験を積んでくるとトレーニング強度を上げてさらに本格的なトレーニングに励みたいという方はいると思います。
それもジムに通う費用を自宅のトレーニング設備投資に切り替えて家トレでトレーニングを完結させたいという方もいるのではないでしょうか?
ここまでくるとお手軽な家トレのレベルを超えて、いわゆるホームジムを作るという領域に入ってくると思います。
今回紹介するオススメ器具はそのホームジム作りの第1歩となる基本的な器具ばかりです。
設置にあたり大きなスペースが必要ですし、固定方法や耐荷重の問題もクリアする必要があります。
注意点については後述しますが気軽に手を出せる器具ではないでしょう。
とはいえ自宅に紹介する器具を導入できたらそれこそジム通いは必要なくなってくるといっても大げさではありません。
夢のマイホームならぬ夢のホームジムのために参考にしてみてください。
ジム通い不要!ホームジム作成に必要な器具3選
今回紹介する器具はホームジムとしての体裁を整えるために最低限必要な器具たちです。
ホームジムレベルの器具導入を検討するぐらいなので記事を読んでいるあなたもトレーニング経験はある程度あるものとして進めさせていただきます。
パワーラック
予算:¥30,000~
最初に紹介するのはパワーラックです。
ホームジムをつくるならまずはパワーラックを導入して欲しいぐらいマストな器具です。
パワーラックにはハーフラックタイプとフルラックタイプがありますが、個人的にはハーフタイプをオススメしています。
オススメする理由としては様々なトレーニングをするうえで省スペース化することができるからです。
ホームジムにおいてスペースの問題は大きな比重を占めます。
フルラックタイプの場合、4本支柱の中でトレーニングすることになるのでランジやパワークリーンといったトレーニングをする場合ラックの外にシャフトを出して行う必要があります。
フルラックを置くスペース+ランジなどもできるスペースを確保するとなるとかなり大きなスペースが必要です。
その点、ハーフラックの場合は2本支柱で前面が開放されているためラックとしての機能を発揮しながらランジなどをする際のスペースを提供してくれます。
また必要な天井高もフルラックに比べると低い(高くても2,100mm程度)ので天井の低い部屋にも導入することが可能になります。
デメリットとしては2本支柱による不安定性です。
支柱を床にボルト留めできれば安全性はかなり向上しますが、ホームジムの場合固定できない場合が多いと思います。
そうするとトレーニング中ラックにシャフトを乗せる際など慎重にならざるを得ません。
解決方法としてはプレートラックが一体になったタイプのハーフラックを選ぶか、専用の固定用ウェイトを置いて固定することで安定性を向上させる方法があります。
導入するパワーラック設置場所に合わせて選択していただければと思います。
理想はボルトで固定です。
設置場所には注意
パワーラックを設置する場所については十分ご注意ください。
パワーラック自体や取り付けるウェイトの重量をあわせると床には非常に大きな力が加わります。
パワーラック設置に関する注意点については別記事でまとめますが、床の耐荷重が不足していると床が沈んだり、抜けたりする場合があるので注意が必要です。
インクラインベンチ
予算:¥10,000~
2つ目に紹介するのはインクラインベンチです。
フラットベンチとしてもインクラインやデクラインでの使用でも対応するタイプのベンチです。
シンプルなフラットベンチではなくインクラインベンチをオススメする理由は、インクラインベンチがあればフラットベンチの機能も兼ねるからです。
パワーラックがあればベンチプレス用のフラットベンチは必要なく、インクラインベンチでこと足ります。
ダンベルを使った筋トレをする際もインクライン、デクラインどちらにも対応できるのが強みです。
パワーラックと組み合わせて導入する場合はインクラインベンチがオススメです。
パワーラックを導入せずベンチプレスラックで代用することも可能ですがフラットベンチのみの活用になりインクラインやデクラインでのトレーニングは難しくなります。
オリンピックシャフト
予算:¥20,000~(プレートセット別途¥20,000~)
3つ目に紹介するのはオリンピックシャフトです。
パワーラックを挿入するとバーベルでのトレーニングが捗ります。
そこでシャフト+ウェイトプレートの導入が検討されると思いますがシャフトにはレギュラーシャフトとオリンピックシャフトの2種類があります。
オリンピックシャフトのオススメ理由を書く前にそれぞれのシャフトの特徴を解説します。
レギュラーシャフト
1つ目はレギュラーシャフトです、これはプレートをつける径が28mmのものでグリップ部とプレートを取り付ける部分が一体化したものです。
特徴としては耐荷重が低くシャフト自体の長さが短いです。
そのためパワーラックやオリンピックシャフト対応のベンチ台ではセーフティバーにうまくシャフトが乗らないので使用することが出来ません。
また、床置きで転がそうとするとオリンピックシャフトのようにプレート部が回転してくれないので転がすのに力が必要です。
ただし、比較的安価に購入できるのでバーベルを購入する際、まず候補にあがるタイプだと思います。
オリンピックシャフト
2つ目はオリンピックシャフトです、これはプレートをつける径が50mmのものでプレートを取り付ける部分がスリーブ化しているのでグリップ部に対して自由に回転します。
デッドリフトやクリーンをするときにグリップ位置を調整する際、バーベルの重さに関係なくグリップを回転させられるのでとても調整がしやすいです。
また、挙上する際もグリップ部が回転してスムーズに動かすことができるのでトレーニングがとてもやりやすいです。
耐荷重も高くしなりにくいので高重量のトレーニングにも十分耐えます。
パワーラックのセーフティーバーの幅にも対応しているので是非導入したい器具です。
ただし、シャフトもプレートも高価になるので新品購入だけでなく中古購入も視野に入れると良いかもしれません。
特徴の違いから分かると思いますが、オリンピックシャフトはレギュラーシャフトの上位互換なのでパワーラックを導入するなら基本的にオリンピックシャフトの導入を検討するべきかと思います。
揃えればジムに行く必要がほとんどなくなる
初級編から今回紹介した器具まで揃えるとジムに行かなくても全身の筋肉を満遍なく高い負荷をかけながらトレーニングすることが出来ます。
もちろんジムに行けば部位ごとのマシンなどより充実した設備が揃っているわけですが、ボディメイク系の大会(ベストボディ、フィジークなど)に出場するわけでなければ設備的に不足はないといえます。
これだけの設備を揃えれば月額で支払うジム代は不要で時々ビジターで行く程度で十分か全くいかなくなるということも可能です。
ここまでの設備を導入するには自宅のスペースや経済的にまとまった資金が必要などハードルは高いですが検討の参考になれば幸いです。
ちなみに筆者は海外赴任中マンションの1室にパワーラックを導入してジム化していました。
床はラバー張りにして騒音対策などしていましたが、特にトラブルにはなりませんでした。
住んでいる近くにちょうど良いジムがなかったのでこの環境は非常に重宝しました!
まとめ
今回は家トレ上級者向けにホームジム化の足がかりとなるような器具を紹介しました。
初級者向けの器具から揃えるとトレーニングとしての充実度はジムと遜色ないといえるでしょう。
本格的なトレーニングを自宅ですることで時間的なロスも少なく充実した筋トレライフを送れること間違いなしです。
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