エントレ

普段はエンジニアとして働くNSCA-CPT持ちのパーソナルトレーナーが身体づくりと栄養について解説します。

なぜおいしい(太る)ものは脂肪と糖でできているのか?

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皆さん、ダイエットしてますか?

ダイエットをしてる人もしていない人も「おいしいものは、脂肪と糖でできている」(日本コカ・コーラ)のキャッチフレーズ、一度は聞いたことありませんか?

 

このキャッチフレーズを見て「あぁ、脂質と糖質(油と炭水化物)を同時に摂取すると太りやすいんだな」と思いましたよね?

実際、CMに出ているような脂質と糖質をたくさん含んだ食事(ラーメン、パスタ、とんかつ弁当 etc.)を続けていると太りやすいという印象はあると思います。

 

そのため、太りたくない方は健康食品に頼ったり、脂質や糖質を抑えた食事をするように管理したり、運動をするなどしてカロリーを調整すると思います。

でも、ここで少し考えてみてください。

 

本来3大栄養素に指定されている脂質と糖質を同時に摂っただけでなぜ太りやすくなるのか不思議ではありませんか?

人の身体に特に重要な3大栄養素なので1日の総摂取カロリー量が多すぎなければそう簡単に太ることはないのでは?とカロリー管理について勉強し始めた方は思うかもしれません。

 

実際のところ、脂肪と糖を同時に摂取したからと言って即太るというわけではありません。

しかし、人によって太りやすくなる場合があります。

 

どうして太りやすくなるのかを理解しないままダイエットや筋トレをしても中々うまくボディメイクすることはできません。

そこで今回はおいしい(太る)ものはなぜ脂肪と糖でできてる、と言われるのかを解説していきたいと思います。

 

今回の解説内容を理解することでよりボディメイクに対するアプローチがしやすくなると思いますよ。

なぜ脂肪と糖は太るのか?

まずはじめに脂肪と糖を一緒に摂取するとなぜ太ってしまうのか解説していきたいと思います。

この項目では脂肪と糖による体脂肪増加のメカニズムを解説しますが、実際には一緒に食べる食べ物や身体の状態によって解説の通りには働かない場合もあります。

 

その点を注意していただいたうえで解説を読んでいただければと思います。

 

大前提:カロリーの取りすぎは太る

まず大前提として脂質にしろ糖質にしろ身体が求めている以上のカロリーを摂取すれば余分なエネルギーとして身体は認識します。

余分と認識されたエネルギーは最終的には脂肪細胞に送られ脂肪細胞肥大化を引き起こします。

 

これが日常化するといわゆる肥満体型(デブ)になってしまうわけですが、脂肪と糖を同時に摂取すると身体のある働きにより脂肪細胞にエネルギーが直行してしまうことがあります。

 

インスリンの働き

その身体の働きとはインスリンの分泌です。

糖質を摂取して血糖値が急激に上がると身体は血糖値を正常な値に戻すためインスリンをたくさん分泌します。

インスリンの働きは血中の栄養素を筋肉・肝臓・脂肪に運ぶことです。

 

インスリンがたくさん分泌されるほど活発に栄養素は運ばれるので血糖値が急騰する高GI値の食品と一緒に脂質の多い食品を食べると大量のカロリー(エネルギー)が積極的に栄養素が脂肪に運ばれてしまいます。

結果、太りやすくなってしまいます。

 

血糖値に影響を与えるGI値については別記事で詳しくまとめています。

あわせて読みたいGI値とは? 

 

つまりインスリンの分泌が活発になる糖質の摂取とカロリーの高い脂質を同時に摂取するということは脂肪細胞を大きくする働きを促進してしまうというわけですね。

これが、脂肪と糖を同時に摂取すると太りやすい仕組みです。

 

インスリンは不要?

ではインスリンは太りやすくなる働きを促進するので分泌を減らしたほうがいいのか?

実はダイエットや筋トレ(ボディメイク)においてはそうもいきません。

 

インスリンによって筋肉にも栄養素が運ばれるので、この働きを利用して筋トレ時に十分な栄養を筋肉に補給できるように糖質を摂取してインスリンを分泌させることもあります。

栄養を筋細胞にしっかり補給することでエネルギー切れによる筋分解を防ぎ筋肥大を促進する効果が期待できます。

 

詳しくは別記事で解説しています。

あわせて読みたい筋トレに糖質が必要な理由とは? 

 

そのため、筋トレやダイエットを頑張る人はインスリンの働きとうまく付き合っていくことが必要です。

筋トレやダイエットをしているわけではない方も、できれば太りたくはないと思います。

 

実は身体はそのあたりよく出来ていてある働きによってインスリンの働きをうまくコントロールしています。

 

インスリンヒエラルキー

インスリンによって栄養素が運ばれるのは筋肉・肝臓・脂肪の順番であると解説しました。

そして、脂肪に栄養素が運ばれることで脂肪細胞が大きくなり太ってしまうことも解説しました。

 

しかし、身体も簡単に太るのはよくないと理解しているようで実はインスリンによる栄養素の運搬には運ばれやすさがあります。

インスリンによって栄養素が運ばれやすいのは筋肉>肝臓>脂肪の順番です。

 

つまり、インスリンは筋肉に優先して栄養素を運び、次に肝臓、最後に脂肪に運ぶように働きます。

この働きをインスリンヒエラレルキーといって筋肉はつきやすく、脂肪はつきにくく働いてくれるわけです。

 

しかも、この働きは筋肉量が多いほど、運動量が多いほどより強くなります。

筋肉量が多く、運動もしっかりしている人はインスリンヒエラレルキーの働きによって血中の栄養素はどんどん筋肉に運ばれるというわけです。

 

そのため、同じ体重の方が同じ量の脂肪と糖を摂取した場合でも筋肉量や普段の運動量の差によって太りやすさが違う、ということになります。

できるなら太りにくいほうがいいと考える人がほとんどだと思いますので、ここでは運動と筋トレが大事!と伝えておきたいと思います。

 

インスリン感受性

筋肉量や運動量によってインスリンの働きが筋肉よりになることを、インスリン感受性が高い、といいます。

逆に筋肉量が少なかったり普段の運動量が少なかったりするため筋肉だけでなく脂肪にも栄養が運ばれやすい状態のことをインスリン感受性が低い、といいます。

 

食事も美味しく食べながら太りたくない、という方はインスリン感受性を高めるため筋トレや継続的な運動が重要だということがご理解ただけるかと思います。

 

インスリン感受性が低くなる原因 

筋肉量や運動量によってインスリン感受性に差がでる、と先ほど説明しましたが元々インスリン感受性が高い人でも段々感受性が低くなることがもちろんあります。

その原因としてはインスリンの分泌量が高い状態が続くことです。

 

つまり、一度に摂取する糖質量が普段から多かったり、高GI値の食品ばかり食べたりするとインスリン感受性は低くなってしまうので注意しましょう。

 

まとめ

今回は脂肪と糖の同時摂取がなぜ太りやすいといわれるのかを解説しました。

そもそもオーバーカロリーなら脂肪細胞は大きくなり太ってしまいますが、糖質と脂質のそれぞれの働きによって太りやすい働きが促進されるというのはご理解いただけたかと思います。

 

また、インスリンヒエラルキーの働きによって生活習慣によって太りにくい身体を作ることも可能であるとご理解いただけたと思います。

こうした身体の働きをうまく活用することで脂肪と糖とうまく付き合っていけるようにしたいところですね。

 

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